青コレ!(東京都現代美術館)

東京都現代美術館「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展(2020年6月9日[火]-9月27日[日] 開催)より、展示作品をご紹介します。

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展(東京都現代美術館)

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オラファー・エリアソン《人間を超えたレゾネーター》2019年

オラファー・エリアソン《人間を超えたレゾネーター》2019年 「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
© 2019 Olafur Eliasson

複数の青い同心円環が広がっています。この作品は、絵具などで彩色したのではなく、壁に投じられた光が描き出した、言わば〈光の絵画〉です。横から見ると、壁から伸びる金具に2つの小さなLEDライトとガラスのリングが取り付けられていることがわかります。暗い海を明るく遠くまで照らす灯台のレンズの仕組みを応用し、ガラスのリングが灯台のレンズと同じような働きをすることで、小さな光でもその何倍も大きく、色鮮やかなイメージをつくり出せるのです。

作者のオラファー・エリアソン(1967年生まれ)はアイスランドとデンマークで生まれ育ち、現在ベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動しています。光や水、霧などの自然の要素を含んだ作品で知られ、近年はとくに気候変動など今の地球が抱えるさまざまな困難に対して一筋の希望の光を投げかけるような作品を手がけています。

 

※東京都現代美術館「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展は2020年9月27日をもって終了いたしました。

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