東京都江戸東京博物館では、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型等を用いて紹介しています。その特徴は、絵画、彫刻、書跡、工芸民俗、印刷物をはじめ、バラエティ豊かな展示を楽しめることでしょう。日本美術を代表する「ベロ藍」は、青の発色がむずかしかった浮世絵に革命をもたらしました。また「泰山タイル」の青は、いまなお焼き物好きの方や近代建築ファンを魅了してやみません。
※本ページでご紹介した作品等が常設展示されることを意味するものではありません。展示状況については施設にお問い合わせください。
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泰山タイル(大正・昭和の名建材)
「泰山タイル」は京都の泰山製陶所で製作された装飾タイルです。見る角度によって変化する深い色合いの青が特徴です。江戸東京たてもの園に移築・保存されている小出邸にも使われています。建物のどこに「泰山タイル」が使われているか、360度パノラマビューで確認できます。
ベロ藍(葛飾北斎)
日本美術史上屈指の大傑作、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は青が印象的な作品です。特に大波や富士を彩っている顔料は、「ベロ藍」と呼ばれるものです。1700年代初頭にベルリンで発見されたこの化学染料は、現在では医療現場でも医薬品として使用されています。
小紋、市松など庶民のおしゃれ
江戸時代の庶民に人気のファッションはどのようなものだったのでしょうか。江戸の庶民は贅沢を禁じられ、身に着けることを許された色の一つが藍色でした。爽やかな藍色は人気が高く、江戸時代を通して藍染めが盛んになりました。藍染めの技術向上により、描かれる文様のバリエーションも広がりを見せます。
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