青コレ!(東京都庭園美術館)

東京都庭園美術館は、1983(昭和58)年に開館しました。その建物は、戦前にパリに留学された朝香宮夫妻の邸宅として、1933(昭和8)年に建造されたものです。内部の装飾はアンリ・ラパンやルネ・ラリックなど、フランスの芸術家たちが手がけ、アール・デコとよばれる装飾様式で統一されています。朝香宮邸を彩るコレクションから、青が印象的な作品を紹介します。

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ルネ・ラリック 花瓶《フォルモーズ》 1924年

ガラスを素材としたエレガントな作品の数々で、アール・デコの時代を切り開いたルネ・ラリック(1860-1945)。青の陰影が美しいこの作品には、パチネ(patines)という古色付けが施されています。

サルブラ社 「TEKKO」(ドイツの壁紙)

ドイツの壁紙メーカー、サルブラ社の「TEKKO(テッコー)」。立体的でメタリックな壁紙は、朝香宮邸の内装に欠かせないものでした。防虫性や水洗可能など、当時最先端の機能性も備えていました。

アンリ・ラパン(Henri Rapin)の壁画(小客室)

朝香宮夫妻はフランス人芸術家、アンリ・ラパン(1873-1939)に邸宅の内装設計を依頼しました。青々とした緑の森、湧き出る水が織りなす邸宅の物語をお楽しみください。

アンリ・ラパン、セーヴル製陶所(窯) 蓋付壺《ラパンNo.21》 デザイン:1925年頃/制作:1927年

惹き込まれるように美しい青い壺。アンリ・ラパンがデザインし、フランスのセーヴル製陶所で制作されました。

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