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夏休みにアート体験を! こども~大学生におすすめのイベント特集

もうすぐ夏休み!
都立の美術館・博物館では、こども~大学生の皆さまに夏休みを利用してぜひ体験していただきたい、イベントやワークショップを多数ご用意しております。若い頃のアート体験は、豊かな感性や想像力、表現力などの五感を育み、多様な価値観を知るきっかけにもなります。ご家族や友達みんなで参加できるイベントもありますので、この夏はぜひアート体験を楽しんでみませんか?

 

※申込締切や定員があるイベントもございますので、参加をご希望される場合はお早めにお申し込みください。

 

アーティストから直接学べるワークショップ

この機会をぜひ逃さないでいただきたいのが、プロのアーティストから直接学べるワークショップ。
今この時にしか経験できない貴重な機会となりますので、都合がつく方はぜひ参加することをオススメします。きっと新たな発見があるはずです!

 

| 東京芸術劇場 藤田貴大による小学生向けワークショップ

 

 

次代の演劇界の担い手の一人として注目を集める演劇作家・藤田貴大(マームとジプシー主宰)による、こどもから大人まで一緒に楽しめる作品「めにみえない みみにしたい」(8月31日~9月1日)。大きな布を森に見立てたり、しりとりやじゃんけん、しゃぼん玉など、多様な手法でこどもたちの観劇への興味を高め、会場全体が不思議な絵本のような世界に包まれます。本作は4歳以上を推奨年齢としており、3歳以下の膝上鑑賞は無料。(保護者1名につき、お子さま1名まで)。

今回、関連企画として、8月30日(金)に藤田貴大による小学生向けワークショップを開催!「今朝、最初に話した人は?」「会場までの道のりは?」藤田貴大が参加者へインタビューをしながら、全員でそれぞれの風景を再現していきます。最後には、再現されたシーンを藤田が構成し、みんなで小さな演劇作品を発表します。演劇未体験者大歓迎!

 

●芸劇こどものアトリエ「地図のワークショップ」

日時 : 2019年8月30日(金)13:00~16:00
対象 : 小学生(保護者同伴可)
申込締切 : 7月20日(土) 8月7日(水)10:00から若干名の追加募集(先着順)
※定員に達しましたので、申込受付を終了いたしました。

詳細 : http://www.geigeki.jp/performance/event237/

 

 

| TOKAS 夏のこどもワークショップ「いろんな道具で描く、どこまでも長く、ずっと続く絵」

 

左:野原万里絵  右:野原万里絵「炭とパンで絵を描こうfor キッズ」(神戸アートビレッジセンター)ワークショップ風景

 

トーキョーアーツアンドスペースの「夏のこどもワークショップ」、今年はアーティストの野原万里絵を講師に迎えます。
野原さんが墨田区をリサーチしてみつけた街のいろいろな形の型紙を組み合わせて、みんなでオリジナルの新しい街の風景を描きます。こどもたちがアーティストと一緒にひとつの作品を作り上げる楽しさを学ぶワークショップです!

昨年の「夏のこどもワークショップ」の様子はこちら

 

●夏のこどもワークショップ「いろんな道具で描く、どこまでも長く、ずっと続く絵」

日時 : 2019年8月4日(日)10:30~12:30 / 14:30~16:30
場所 : トーキョーアーツアンドスペース レジデンシー
対象 : 小学生以上
申込締切:8月1日(木)18:00(先着順)
※定員に達しましたので、申込受付を終了いたしました。現在、キャンセル待ちにて受付をしています。
詳細 : https://tokyoartsandspace.jp/archive/event/2019/20190804-6876.html

 

 

| アーツカウンシル東京  「アンサンブルズ東京」に参加しよう!

 

 

2015年より音楽家・大友良英がディレクションする、誰もが楽しめる参加型音楽祭「アンサンブルズ東京」。今回は栗コーダーカルテット、大友良英スペシャルビッグバンド、芳垣安洋と Orquesta Nudge! Nudge!、元・珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝子らが参加。また、今年は大友良英が新しい東京の音頭を作り、ゲストとして出演予定の水前寺清子による生歌・生演奏で盆踊りも実施します。

ワークショップはこどもから大人まで誰でも参加可能で、事前にアーティストから直接指導を受けた後、8月24日(土)のイベント当日は、みんなでアーティストと共に演奏していただきます。プロジェクトFUKUSHIMA!による大風呂敷の会場装飾もあります!

 

●アンサンブルズ東京

日時 : 2019年8月24日(土)16:00~(予定)
場所 : 東京タワー 南側駐車場など
詳細 : https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/37071/

 

<ワークショップ>

性別、国籍、年齢も関係なく誰でも大歓迎。(※栗コーダーカルテットのみ、小学生以上が対象)

◆大友良英スペシャルビッグバンド 音頭囃子方ワークショップ

日時 : 2019年8月18日(日)16:00~19:00(休憩あり、後半は盆踊りワークショップと合同)
      2019年8月22日(木)19:00~21:00  ※1回のみの参加でもOK

◆伊藤千枝子 盆踊りワークショップ

日時 : 2019年8月18日(日)16:00~19:00(休憩あり、後半は音頭囃子方ワークショップと合同)

◆栗コーダーカルテット リコーダー・ワークショップ

日時 : 2019年8月9日(金)、23日(金)各日18:00~20:00 ※両日参加必須
対象:小学生以上(小学生は保護者とペアでの参加をお願いします。)

◆芳垣安洋とOrquesta Nudge! Nudge! リズム・アンサンブル・ワークショップ

日時 : 2019年8月18日(日)12:00~15:00、8月23日(金)19:00~21:00

◆プロジェクトFUKUSHIMA! 大風呂敷ワークショップ

日時:2019年8月16日(金)~22日(木)平日12:00~20:00、土日11:00~18:00

 

ワークショップへの申込方法などの詳細は、ワークショップ参加者募集ページをご覧ください。
※ワークショップは定員になり次第、締め切りとなります。

 

 

じっくり見て、学ぶ心を育てる!

 

| 東京都写真美術館 『嶋田 忠 野生の瞬間 華麗なる鳥の世界』(会期:7月23日~9月23日)

 

左:《シマエナガ》 2010-17年 作家蔵  右:《カワラヒワ》 1980-2017年 東京都写真美術館蔵

 

 

NHK「ダーウィンが来た!」などでも知られる、自然写真家・嶋田忠による野鳥を中心とした写真展。愛らしい姿が人気のシマエナガ、圧倒的な存在感と神々しいまでの生命力をもったカワセミやアカショウビン、「世界最古の熱帯雨林」と言われるニューギニア島の野生動物などを多数紹介します。

8月の毎週日曜日は、なんと嶋田忠本人が登場。自然や写真について皆さんからの質問にやさしくお答えいたします!(14:00~16:00 2Fロビー 参加無料) そのほか、嶋田忠や学芸員によるギャラリートークなどのイベントも多数。美しい野生動物の姿を楽しみながら、自然への理解を深めるきっかけにぜひご参加ください。

 

●嶋田忠によるネイチャートーク

日時 : 2019年8月の毎週日曜日 14:00-16:00  2Fロビー(参加無料)
(その他のイベント詳細は公式ページ参照)。

 

 

| 東京都江戸東京博物館 『江戸のスポーツと東京オリンピック』 夏休み自由研究デー

 

 

いよいよ来年に迫った2020年東京オリンピック・パラリンピック。江戸東京博物館では、開幕1年前の時期にあわせ、日本におけるスポーツとオリンピックの歴史をひもとく展覧会を開催します。NHK大河ドラマ「いだてん」で話題の金栗四三や三島弥彦ら、黎明期のオリンピック選手に関する展示もあり、都内在住・在学の中学生、小学生以下のお子様は観覧料が無料です!

さらに、8月5日(月)には、学芸員が展示のみどころを解説し、小中学生以下の参加者には、展覧会オリジナル「自由研究ノート」を無料でプレゼント!自由研究にぴったりな「江戸のスポーツと東京オリンピック新聞」を書くことができます。

 

●『江戸のスポーツと東京オリンピック』夏休み自由研究デー

日時 : 2019年8月5日(月) ※休館日に実施。参加費無料
① 9時30分~12時 ②12時~14時30分 ③14時30分~17時
※いずれも入場時間。終了は17時30分
定員 : 各回500組(全3回/計1500組)
小学生以下は保護者の同伴が必要。1組の定員は最大6人、高校生以上は2人まで。
高校生以上の方のみ、小学生以下の方のみのお申し込み・ご参加はできません。
詳細 : http://urx3.nu/QpXQ

 

| 東京都庭園美術館 ウェルカムルーム「さわる小さな庭園美術館」

 

左:「素材とかたちのキューブ」  右:「さわる小さな美術館」

 

東京都庭園美術館にお越しの際は、ぜひ「ウェルカムルーム」へ。アール・デコの館と呼ばれる美術館の見取り図や、館内で使用されている木材や石材、ガラスなどの素材キューブが常時設置されており、建物の構造をさわって学ぶことができます。アール・デコの文様に注目した切り絵コーナー、館をテーマにした塗り絵のコーナーも。おしゃべりOKなのでお子さまにも安心です。

また、夏休み期間中は、年に一度の建物公開展「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」(会期:7月20日– 9月23日)を開催中!室内を構成する木材、石材、タイル、壁紙、家具などの素材や技法、職人などに焦点を当てる内容なので、建築やインテリアを学ぶ学生さんにもオススメです!

 

東京都庭園美術館 「ウェルカムルーム」

詳細:https://www.teien-art-museum.ne.jp/programs/learningprogram.html

 

 

| その他おすすめ

●東京都美術館  「伊庭靖子展 まなざしのあわい」 キッズ+U18デー

小中高校生や乳幼児をお連れの保護者の皆様のために、閉室日を特別に無料でオープン

日時 : 2019年8月13日(火) 9:30~16:00(最終入室は15:30まで)
対象 : 高校3年生以下の子どもとその保護者は観覧料が特別に無料!
※事前申込は不要。

詳細:https://www.tobikan.jp/yasukoiba/event.html

 

●東京芸術劇場 パイプオルガン講座第78回 夏休み -特別編‐「芸劇のパイプオルガンをたっぷり楽しもう」

パイプオルガンと金管五重奏による「コンサート」、そして手作りの紙パイプを作成して“かっこう”の演奏ができる「工作」を楽しむことができる年に一度のスーパーイベントです。

日時 : 2019年8月1日 (木) [コンサート]13:00 開演 / [こうさく]14:00 開講
対象 : [コンサート] 3歳からご入場可能  /  [こうさく] 小学4年生以上
詳細 : http://www.geigeki.jp/performance/concert192/

 

 

家族みんなで楽しめるイベント!

 

| 東京都現代美術館 『あそびのじかん』(会期:7月20日~10月20日)

 

左:開発好明《受験の壁》(2016年再制作)Photo: 開発好明
右:タノタイガ《タノニマス》2007年 せんだいメディアテークでの展示風景 Photo: タノタイガ

 

「あそび」をテーマに、こどもも大人も楽しめる体験型の遊べる展覧会。巨大な作品に迷いこんだり、ゲームのような参加型作品があったりと、展示室では様々な体験が待っています。
日常の決まりごとが通用しない「遊びの時間」は、新しいアイディアや価値観が生まれる大切なチャンス。そこで刺激される好奇心やいたずら心、何か違ったことをしてみようと思う気持ちは創造力の源泉であり、激しい変化の時代を生きるためのヒントになるでしょう。
写真撮影もOKですので、ぜひ家族で参加してみてください。

 

東京都現代美術館「あそびのじかん」

詳細:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/time-to-play/

 

 

| 江戸東京たてもの園  「夜間特別開園 下町夕涼み」

 

                 江戸東京たてもの園「下町夕涼み」

 

開園時間を20時30分まで延長し、射的や輪投げなどの縁日やこども神輿、盆踊りといった、ちょっと懐かしい夏祭りが楽しめる2日間。復元建造物の商店が建ち並ぶ「下町中通り」では提灯や建物の灯りがともり、普段とは違った賑わいを見せる街並みが広がります。

 

江戸東京たてもの園「夜間特別開園 下町夕涼み」

日時 : 2019年8月3日(土)・4日(日)15:00~20:30
(開園は9:30から、最終入園は20:00)※荒天中止
詳細 : https://www.tatemonoen.jp/event/page/2019_yusuzumi.php

 

 

| 東京文化会館ミュージック・ワークショップ「One Day セッション」

 

(c)Mino Inoue

 

東京文化会館で行われる「ミュージック・ワークショップ」は、ポルトガルの音楽施設「カーザ・ダ・ムジカ」と連携した「誰でも楽しめる音楽ワークショップ」です。毎回ジャンルの違うワークショップ・リーダーを招き、参加者たちと一緒にその日だけの特別なセッションを創り上げます。
8月4日の「One Day セッション」には、ピアノやフルートなどおなじみの楽器のほか、打楽器や声楽の専門家が参加。いちばん身近な楽器である「声」から音楽が生まれてゆく過程も楽しむことができます。また、楽器未経験者でも参加しやすい打楽器のバリエーションも豊富で、どなたでも準備なしで楽しめるプログラムですので、音楽の生まれる瞬間を是非体験しに来てください!

 

東京文化会館ミュージック・ワークショップ「One Day セッション」

日時 : 2019年8月4日 (日) 15:00~16:00(14:30~15:00受付)
詳細 : https://www.t-bunka.jp/stage/2207/

 

 

| 夜の美術館を楽しむ!「サマーナイトミュージアム2019 」&「ミステリーラリー2019」

 

 

都立の美術館・博物館では、夏休み期間(2019年7月18日~2019年8月30日)の金曜日(*)に開館時間を21時まで延長する「サマーナイトミュージアム2019」を開催します。なんと、大学生以下(専門学校生、中高生、小学生)の方は、金曜日17時以降の入場展覧会の観覧料が無料に 一般の方も団体料金が適用されるサマーナイトミュージアム割引を実施します!(一部の展覧会を除く。)
都立ミュージアムには、江戸の歴史から現代アートまで、知的好奇心や感性をくすぐる刺激がいっぱいです。さらにギャラリートークやミニコンサートなど夜だけの特典も多数ご用意していますので、ミュージアム・デビューに、ぜひこの機会をご利用ください。
* 東京都写真美術館は木・金曜日が21時までオープン

 

また、「サマーナイトミュージアム2019」関連企画として、東京メトロ×国立・都立ミュージアム「ミステリーラリー2019」を今年も開催します。今、若い人たちを中心に盛り上がりを見せている「謎解き」とミュージアム体験が一度に楽しめる新しい体験型のアートエンターテインメントで、今年で2回目の実施となります。東京メトロ各駅のラックから冊子を入手し、ストーリーを読み進めながら、電車に乗って美術館・博物館と駅をめぐり、謎をクリアした方には抽選で素敵なプレゼントも!
特に、「サマーナイトミュージアム」を実施している金曜夜にお越しいただければ、学生さんは無料で「展覧会」と「謎解き」の両方を楽しめますので、ぜひお友達や家族を誘って“観る”だけじゃないミュージアムをぜひ体験しに来てください!

 

 

サマーナイトミュージアム2019
詳細:https://www.rekibun.or.jp/nightmuseum2019/

 

●東京メトロ×国立・都立ミュージアム「ミステリーラリー2019」