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アーツカウンシル東京 N.Y

「音楽も美術も両方好き」
広い興味が強みになっている

企画部 広報課 広報係 主事 /2025年入団
固有正規職員/事務

Q1 今の仕事内容について教えてください

仕事がカタチに残るのはやりがいの一つです。

東京都歴史文化財団が運営する各文化施設にはそれぞれ広報の担当者がいますが、アーツカウンシル東京の広報課は財団全体の広報と、アーツカウンシル東京の広報、そして各施設の広報支援の業務を担っています。私は財団全体の広報の担当者として、各施設から申請を受け、東京都が所有するデジタルサイネージや広報媒体に公演や展覧会の情報を掲載してもらう手続きを行っています。また、SNSや WEBサイトの更新、チラシやポスターの管理も担当しています。自分が関わったサイネージが「街で見たよ」「あれ、良かったよね」と言われると、とても嬉しくて。手がけた仕事が目に見える形で残ることには、やはりやりがいを感じます。

Q2 学生時代は何を学びましたか?

音大に通いながらデザインの勉強もしました。

音楽大学でクラシック音楽のアートマネジメントを勉強していました。その授業の一環で、チラシを作る課題があり、もっと専門的に学んでみたいと思い、夜間学校でデザインの勉強もしました。音楽は大好きですが、実は音大の受験をする前に、美大のアートマネジメントの進学を考えたことがあるくらい、美術にも興味がありました。夜間学校で画像編集ソフトの使い方を学んだのですが、ものづくりが本当に楽しいことに気づいて。音楽も美術も、両方を仕事にしたいなという気持ちがありました。

Q3 入団のきっかけは何でしたか?

「専門を一つに絞れない」という悩みが自分の個性に変わった。

音楽も美術も学びましたが、どれも楽しい分、専門を一つに絞れないという悩みを抱えていました。でも逆に、どちらにも関われる仕事なら強みになるのではと思ったんです。音楽と美術は全然別ものだと思われるかもしれませんが、演奏会も展覧会も、お客様に来てもらうためには広報活動が必須。音楽と美術には「集客」という共通項があり、そこで自分の力を活かせるのではないかと思ったことが入団のきっかけでした。芸術文化を支えられる喜びを日々感じていますし、スペシャリストの集団に関われる張り合いもあります。また固有正規職員は異動があるので、広報とは違う形で財団に貢献できる可能性もあると期待しています。

Q4 仕事で気をつけていることは何ですか?

正確でミスのない仕事ができるよう上司や先輩と協力して取り組みます。

広報として制作するものや発信する内容は、様々な方に広く読まれるものです。日付などの間違いが無いか、固有名詞のミスは無いかなど、細心の注意を払うのは基本。そこから、視認性の良いものになっているかを考えます。SNSも、「日本語としてわかりやすいだろうか?」「誤解がなく情報が伝わるだろうか?」というのを、何度も考えてから投稿しています。広報チームのメンバーはさまざまなバックグラウンドを持っているうえに、異動を経ている人もいて経験が豊富。まだわからないことが多い私を、たくさんフォローしてくれる先輩たちに囲まれています。社会人一年目としてしっかり基礎を作っていきたいですし、先輩の動きを見ながら学んでいきたいですね。同期も多く、他愛ない会話をしているときにホッとします。

Q5 これからやりたいことはなんですか?

音楽と美術をつなげる新しい企画を提案したい。

事業の企画、特にジャンルの枠をこえたコラボレーションに興味があります。先日は庭園美術館でガーデンコンサートが開催されましたが、このような美術と音楽を組み合わせて相乗効果を生む試みにはとても興味があり、今後増えていってほしいと考えています。音楽と美術や他の芸術をつなげたいと思うのは、私自身がいろいろなジャンルに興味を持ち、分野を横断して関わりたい気持ちが大きいからでしょうか。新しい企画にチャレンジしていくためにも、財団の先輩としっかりコミュニケーションを取り、まずは安心して仕事を任せてもらえる人になりたいです。