歌舞伎の傑作がルーマニアでメタモルフォーゼ――運命の女／桜姫と、いざデカダンの迷宮へ

 

2018年のシビウ国際演劇祭でワールド・プレミアとなった『スカーレット・プリンセス』は、四代目鶴屋南北『桜姫東文章』を原作として、シルヴィウ・プルカレーテの脚本・演出によるルーマニア人キャストの作品です。コロナ禍前の2019年12月にはベルギーのブリュッセルに招かれて、絶賛を集めています。
歌舞伎のエッセンスに忠実でありながらもヨーロッパの演劇人たちが挑戦した全く新しい「本歌取」としての演劇作品が誕生しました。
 
【上演台本・演出】シルヴィウ・プルカレーテ
【原作】鶴屋南北『桜姫東文章』
【音楽】ヴァシル・シリー
【美術】ドラゴッシュ・ブハジャール
【出演】オフェリア・ポピ、ユスティニアン・トゥルク
ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー