2022/03/19 (土) − 2022/06/19 (日)
本展は、新型コロナウイルス感染防止のため、開幕を延期しておりましたが、3月23日(水)より開催いたします。(2022年3月18日)
東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代に至る約5,500点の作品を収蔵しています。「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ魅力の発信に努めています。
今期は「光みつる庭/途切れないささやき」と題し、会場をゆったりと辿りながら多彩な作品を味わう2部構成でおおくりします。複数の作家による絵画作品や、当館のコレクションの核ともいえる版画作品、舟越桂のまとまったコレクションなどをのびやかに展示します。
第1部(1階)では、「光みつる庭」と題し、作品を庭になぞらえて、画中を見つめ、回遊することを試みます。庭は、空き地に草木を植えたり、山や池を造ったりして出来上がっていきます。カンヴァスや紙を空き地ととらえるならば、作家はどのようにして作品を創り上げていくのでしょうか。庭が季節や自然の移ろいに応じて、様々な表情をみせるように、作品は、その一瞬の相を作家の手振りによって留めたものとみることができるかもしれません。作品のなかに入り込んで回遊してみると、思いがけない光景に出会えるのではないでしょうか。中西夏之、石川順惠、鈴木ヒラクなど、絵画を中心にご紹介します。
第2部(3階)では「途切れないささやき」と題して、作品から発せられるいくつもの声に耳を澄ませてみます。音や声をもたないとされる作品群も、描かれた人の姿や浮かび上がる顔、その佇まいからは、人の気配や声、私的な思惟が感じられ、見る者の記憶や感情を静かに波立たせます。本タイトルのもととなった舟越桂の作品をはじめ、クリスチャン・ボルタンスキー、アピチャッポン・ウィーラセタクン、福田尚代のほか、駒井哲郎や日和崎尊夫らの版画作品を通して多声の重なる空間をご堪能ください。
開催概要
スケジュール | 2022/03/19 (土) − 2022/06/19 (日) |
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会場 | 東京都現代美術館 |
開館時間 ・休館日 | 公式サイトでご確認ください。 |
アクセス |
東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、 都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩13分、 東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩15分、 または「木場駅前」バス停より、とうきょうスカイツリー駅前行、錦糸町駅前行乗車、「東京都現代美術館前」下車、 都営新宿線菊川駅A4出口より徒歩15分、 または「菊川駅前」バス停より、新橋行、東京駅丸の内北口行乗車、「東京都現代美術館前」下車、 JR東京駅丸の内北口よりバス、 錦糸町駅前行、「東京都現代美術館前」下車、 JR錦糸町駅よりバス、 東京駅丸の内北口行、「東京都現代美術館前」下車 |