2019/10/22 (火)
近年、障害者芸術に関する法整備が進むなど、アートが持つ包摂性に着目した活動への関心や需要が高まっています。
その一方で、多くの実践現場では「社会包摂につながるアート活動」にどのように向き合うべきなのか、どうしたらより質の高い内容が実施できるのか、今なお模索しています。
そこで、東京文化会館では音楽やダンスなどのパフォーミングアーツに焦点をあてながら「社会包摂につながるアート活動」を実践する上で、理解しておきたい事柄を整理するためのレクチャーやスキルアップ・トレーニングを実施いたします。
本フォーラムでは、東京都美術館と連携し、社会包摂や高齢社会に精通した第一人者を迎え、この領域における現状や課題を整理するとともに、音楽やアートが社会に果たしうる役割や可能性を問い直します。
【日時】
2019年10月22日 (火) 14:00~16:00(13:30受付開始)
【会場】
東京都美術館 アートスタディルーム
【対象】
アート/音楽関係者、アーティスト、文化行政関係者、教育/社会福祉関係者、学生、研究者など
【定員】
先着60名(先着順・要事前申込み)
※申込方法は公式サイトでご確認ください。
【内容】
●レクチャー#1 「社会包摂ことはじめ」
中村 美亜(芸術社会学/九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
わかるようで、よくわからない「社会包摂」。アートや音楽の本源的な役割を見つめなおすことから、包摂的な社会を目指すときにこれらが果たしうる可能性について考えます。
●レクチャー#2 「人生100年時代とアート/音楽」
日下 菜穂子(高齢者心理学/同志社女子大学現代社会学部 教授)
目指すはワンダフルエイジング。高齢期を豊かに生きるために、アートや音楽の創造性と生きがいの関係について考えます。[東京文化会館の高齢者向け音楽ワークショップの事例紹介あり]
●クロストーク「アート/音楽×高齢社会」
日下 菜穂子、中村 美亜
多元的共生社会の実現、そして生き生きとした人生を歩み続けるために、アートや音楽が担える社会的役割を考えます。
開催概要
スケジュール | 2019/10/22 (火) |
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会場 | 東京都美術館 アートスタディルーム 2階 |
開館時間 ・休館日 | 公式サイトでご確認ください。 |
アクセス |
JR上野駅公園口より徒歩7分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩10分、 京成電鉄京成上野駅より徒歩10分 |