2022/01/08 (土)
2つの作品に共通するテーマは『愛と死』。
時を隔て、愛に殉じ自ら死を選ぶ男女の物語が今、結びつく…
フランスが生んだ二人の天才、ビゼーとプーランクの代表作が今、現代に生きる私たちと邂逅する。
ビゼーの傑作、『アルルの女』は組曲版オーケストラピースとして馴染み深い作品であるが、オリジナルの劇音楽として全曲を朗読付きオーケストラによる形式で上演する稀有な機会となる。その音楽は、決してのどかな南仏の田園風景や風俗の心象風景ばかりではなく、本来意図された悲劇的な劇音楽として、ビゼーが意図した、その本来の姿を明らかにするであろう。語り(バルタザール他)は、名優・松重豊を中心に《東京演劇道場》メンバーが脇を固め、オーケストラと日本語朗読による本格的上演がいよいよ実現する。
『人間の声』はプーランクが書いた2本のオペラ作品(『ティレジアスの乳房』、『カルメル会修道女の対話』)を経て辿りついた最後を飾る名作。ジャン・コクトーの台本を基に作曲者自身と初演時に“ある女”を演じ歌ったドゥニーズ・デュヴァルが、それぞれ自己の経験に基づいた台本を再構築した作品。今回、充実著しい我が国を代表するソプラノ、森谷真理が満を持して“ある女”に挑む。
【出演】
指揮、構成台本:佐藤正浩
管弦楽:ザ・オペラ・バンド
■プーランク/オペラ『人間の声』(日本語字幕付原語上演)
女:森谷真理(ソプラノ)
■ビゼー/劇音楽 『アルルの女』(朗読付き日本語上演)
語り、バルタザール、他:松重 豊
フレデリ:木山廉彬(東京演劇道場)
白痴:的場祐太(東京演劇道場)
ヴィヴェット、フレデリの母:藤井咲有里(東京演劇道場)
コーラス:武蔵野音楽大学合唱団(合唱指導:横山修司)
【曲名】
プーランク/オペラ『人間の声』
ビゼー/劇音楽『アルルの女』
※演目順が変更となりました。
【日時】
2022年01月08日 (土)14:00 開演
開催概要
スケジュール | 2022/01/08 (土) |
---|---|
会場 | 東京芸術劇場 コンサートホール |
開館時間 ・休館日 | 公式サイトでご確認ください。 |
アクセス |
JR、東京メトロ丸の内線・有楽町線・副都心線、東武東上線、西武池袋線池袋駅西口より徒歩2分、地下通路2b出口直結 |
タグ