2021/01/23 (土) − 2021/02/28 (日)
豊島区、風景から地層へ
池袋をいま、俯瞰してみましょう。東京を代表する繁華街、中国や台湾をはじめとする移民の文化、演劇のメッカ、水族館、雑司が谷の佇まい、トキワ荘に集ったマンガ家のレジェンドたちの記憶、百貨店とも接続する一大ターミナル、立教大学に代表される学園都市・・・。
池袋には、かつて人々が暮らしてきた軌跡と記憶が、色とりどりに何層にも積み重なっています。本展ではその積み重なりを、古地図や絵馬など歴史資料や、近代の絵画・水彩・素描・版画、そして池袋在住で世界的に知られる写真家・森山大道の新規撮影を含む写真作品など、約150点で視覚化する試みです。
展示物は、時を封印した記憶の結晶であり、時代を超えた息遣いや手ざわりを呼び覚まします。街の移り変わりを伝える歴史資料をはじめ、昭和初期から終戦後まで「池袋モンパルナス」に集った著名な画家・詩人たちの佳作、さらには森山大道による現在進行形のスナップショット、それらは人々と街のエネルギーが交錯したえず躍動する池袋の変幻自在な姿を、歴史的な厚みを持った層として明らかにするでしょう。
展覧会場として、東京芸術劇場と豊島区立郷土資料館の2会場に加え、地域の記憶が豊かに蓄えられ、いまなお熱心な信仰に支えられている雑司ヶ谷鬼子母神堂を特別会場として迎えます。ぜひ3会場をツアーしながら、池袋という街の魅力も同時にお楽しみ下さい。
ここで「池袋」という地名は、広く豊島区域を指しています。
雑司ヶ谷鬼子母神堂の「鬼」の文字は一画目の点のない鬼の字を用います。
※入場無料
開催概要
スケジュール | 2021/01/23 (土) − 2021/02/28 (日) |
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会場 | ①東京芸術劇場アトリエ・イースト、アトリエ・ウエスト ②豊島区立郷土資料館企画展示室 ③雑司ヶ谷鬼子母神堂【要予約】 |
開館時間 ・休館日 | 公式サイトでご確認ください。 |
アクセス |
【東京芸術劇場】 JR、東京メトロ丸の内線・有楽町線・副都心線、東武東上線、西武池袋線池袋駅西口より徒歩2分、地下通路2b出口直結 ほか
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