イベント情報

MOTアニュアル2020 透明な力たち

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2020/11/14 (土) − 2021/02/14 (日)

 

※本展覧会は、以下のとおり会期が変更となりました。

2020年7月11日(土)- 10月18日(日) → 2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)

 

若手作家の作品を中心に、現代美術の一側面を切り取り、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展、MOT アニュアル。第 16 回目となる本展では、人や物を動かしている自然界や社会の中の不可視の力の作用に着目し、そのメカニズムを再構築しようと試みるアーティスト 5 組を紹介します。

 

私たちの身の周りには目に見えない数多の力が働き、複雑な世界の様相を作り出しています。例えば、物の動きに直接影響を与える重力や磁力や摩擦、生き物の性質や行動に作用する DNA 等にその力が認められるでしょう。また、私たちの社会を動かし形作る諸システムやルール、そしてその背景にある人々の思考、意識、感情、固定概念も不可視の力と呼べるかも知れません。研究や業務の上での専門性が細分化した今日、世界を取り巻く仕組みをひとりひとりが認識し、頭にいれておくことは不可能に近いといえます。情報化社会が進むと同時に見えにくくなる、あるいは隠される仕組みも増えています。情報を反射神経的に認識・処理するようなスピード感が求められ、そこにどのような力が働いているか、意識されることは多くありません。

 

本展では、物ごとを動かし変化させるメカニズムを咀嚼しなおし、自分の手で、あるいは誰かと協働して、再構築する作家とともに、私たちを取り巻く透明な力について考察いたします。彼らの試みは、ときにミクロコスモス的な箱庭や実験室を連想させ、現実とは離れた系の中でものごとが自律的に動いているように見えます。しかしそれは私たちの立っている「あたりまえ」の地盤に視線を向けさせ、いくつもの要因が複雑に重なり動いている世界の様子をそれぞれの角度から垣間見せてくれるものです。これらのユニークな実践の中で、可視化された透明な力が各々の感覚を揺さぶり、見慣れた風景を再考するためのささやかな契機となれば幸いです。

 

出展作家

片岡純也+岩竹理恵、清水陽子、中島佑太、Goh Uozumi、久保ガエタン

 


【お知らせ】(2020.11.10)

新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、ご観覧にあたり定員を設けた予約優先チケットを販売します。
詳細はこちら

 

開催概要

スケジュール 2020/11/14 (土) − 2021/02/14 (日)
会場 東京都現代美術館
開館時間 ・休館日

開館時間:公式サイトでご確認ください。
休館日:月曜日(11月23日、2021年1月11日は開館)、11月24日、12月28日-2021年1月1日、1月12日

アクセス

東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、 都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩13分、 東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩15分、 または「木場駅前」バス停より、とうきょうスカイツリー駅前行、錦糸町駅前行乗車、「東京都現代美術館前」下車、 都営新宿線菊川駅A4出口より徒歩15分、 または「菊川駅前」バス停より、新橋行、東京駅丸の内北口行乗車、「東京都現代美術館前」下車、 JR東京駅丸の内北口よりバス、  錦糸町駅前行、「東京都現代美術館前」下車、 JR錦糸町駅よりバス、  東京駅丸の内北口行、「東京都現代美術館前」下車

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