2018/08/14 (火) − 2018/08/28 (火)
わたしたちはときどき、うまくいかない。
たとえば口笛が吹けない、ウィンクができないなど身体にまつわるささいなこと。一言の過不足に思わぬ誤解を得るなど言葉の難しさ。些事に左右される自分の気分や、他人の心理のわからなさに歯がゆさを感じる人も多いでしょう。
自身の身体と心のコントロール不能性や、他者の思考や身体感覚の不可知性など、自分と他人をとりまくある種のままならなさは、障害・健常といった区分に関係なく大なり小なりだれにでも起こりえます。そうした個別の事情は、平板化した社会のなかでは都合の悪さとして現れることもあります。しかし、そうしたことを焦燥ではなく、創造性を秘める豊かさとして捉えることはできないでしょうか。本展では、自己と他者とその間に生起する「うまくいかなさ」をテーマに、それぞれ独自の仕方で自他に向き合う四組による作品を展示します。局地的で、しかし無視できないだれかとわたしのあり方について、鋭く、朗らかに可能性を開く作品をご覧ください。
【出展作家】
榎本高士、関川航平、即興からめーる団、檜皮一彦
【関連イベント】(参加無料)
8月18日(土)14:00-17:00:関川航平によるワークショップ(事前要申込み)
8月19日(日)14:00-17:00:即興からめーる団によるワークショップ(事前要申込み)
8月28日(火)16:00-18:00:出展作家によるトークイベント(申込み不要)
※「東京都渋谷公園通りギャラリー」は改修休館中で 2019 年度中にリニュー アルオープンする予定です。このため本年度は施設外に飛び出し、展覧会「移動する港」を都内三会場において 開催して参ります。各地から船が乗り入れ、多くの文化が交差し続ける港のように、さまざまなタイプの表現と 鑑賞者が出会う場の創出を目指す企画です。
開催概要
スケジュール | 2018/08/14 (火) − 2018/08/28 (火) |
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会場 | 四谷三丁目ランプ坂ギャラリー(東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内) |
開館時間 ・休館日 | 公式サイトでご確認ください。 |
アクセス |
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